投資信託の利息
収益分配金
銀行に預金する場合、客には預けた期間に応じて満期時、または一定期間ごとに事前に決められた金利が支払われます。また普通預金や定期預金は預金保険の対象ですから、ペイオフ解禁後に金融機関が破綻しても、期間がくれば1000万円までであれば、元本と金利が支払われます。
これはあくまでも原則ですが、実質ゼロ金利で収益性は決して高くないものの、利息分だけは確実に増える金融商品であることは間違いありません。
一方、投資信託で、預貯金の利息に当たるものが、収益分配金です。ですがこれは、定期預金のようにあらかじめ決まったものではなく、運用実績によって金額が決まります。もちろん、運用実績は株式や債券の価格変動、為替相場に大きな影響を及ぼします。
そのため運用の状況によっては、収益分配金がない場合があれば、元本そのものが目減りする可能性も覚悟しておかなくてはいけません。
予想分配率
投信の商品の中には、MMFなどのように、募集時に年間利回りを紹介しているものもあります。ですがこれは予想分配率で、あくまでも目安で利率を約束するものではありません。
MMFは過去に予想分配率を下回ったことはありませんが、理屈は同じです。定期預金などとは異なり投信では、こんなに稼げるといった表現での勧誘は認められていません。
ですから、銀行や証券会社の出す投信商品のパンフレットには高利回りといった表現は使用していません。予想分配率は過去の実績に基づくものであり、それを判断材料に自分達の責任において、購入するかどうか決めてくださいということです。