ローリスク・ローリターンの利回り
利回りの格差
安全重視のRR1の代表的なのが、円建てMMFと中期国債ファンドですが、運用会社によって利回りに非常な格差があります。
MMFは税引き前の年利換算の利回りで、0.171%~0.724%と4倍以上の差があります。そして、この利回りは毎日わずかながら変動します。一番最低レベルでも、銀行の1年もの定期預金の0.12%よりは有利です。
30日を過ぎれば手数料なしで引き出しができ、普通預金並みの利便性があります。元本保証はありませんが、これまで一度も元本割れになったことはありません。
中期国債ファンドは同じく0.142%~0.803%と、こちらは5倍以上の利回り格差があります。この中期ファンドは年換算利回りの予想を投資家に提示する、予想分配型の金融商品です。利回りを保証できないれっきとした投信商品ですが、80年に登場してから実績と予想が違ったことはないのです。
日々価格が動く公社債を組み入れたファンドで、予想分配が可能だったのは、残存期間の長い債券の含み益を利用していたためです。含み益のある債券を温存し、必要に応じて売却益を出す事で、予想と実績の利回りを手品のように一致させてきたのです。
実績分配型のMMFは、債券の評価方法の変更を既に99年に終えました。その影響は、投信会社間の利回り格差の縮小という形で現れています。ただ、含み益のある債券を処分した週には、一時的に利回りが大きく上昇するというケースが見られます。