リスクとポートフォリオを考える
流動性・安全性・収益性
金融資産の投資配分の組み合わせをポートフォリオといいます。これを自分のライフステージに応じて変えることが資産運用のポイントです。
金融資産は流動性、安全性、収益性の3つの資産に分かれます。流動性資金は、いつでも換金可能な普通預金やMMFでの運用が中心で、通常、生活費の2~3ヶ月分が目安です。
安全性資金は、何より元本の確保を重視したいもので、比較的安定した利回りの公社債投信や、中国ファンドで運用します。この資金は、期間的に余裕のあるものでなければならず、リスクの低い商品から選ぶことが大切です。
収益性資金は、ある程度の収益性を求める商品での運用となります。利息や分配金以外にキャピタルゲインを重視して商品を選択する必要があります。
年代別のポートフォリオ
年代に応じたポートフォリオを考えてみましょう。20代では、流動性を高めに維持しつつ、結婚、出産や住居などに備えた計画的な運用を始めることが必要です。運用期間も長く取れるため、収益性も重視して株式投信などを活用した長期運用のポートフォリオがいいと思われます。
30~40代前半では、子どもの成長にあわせて自宅の取得を考えるようになります。頭金作りのための安全性と収益性資金をバランスよく組み合わせましょう。また、子どもの進学に応じた教育資金の準備も必要となります。
40代後半~50代では、子どもの教育資金に住宅ローンの返済と出費が大きくなる時期で、退職に備えての用意も本格的に始める必要が出てきます。60代からは、ゆとりのある老後に向けて、安定的な運用が大切です。退職金で余裕があるなら、収益性資金の割合を高めるのもいいと思われます。