投信先進国アメリカ
ミューチャルファンド
アメリカではミューチャルファンドと呼ばれる投信が急成長し、株式市場で猛威をふるっています。
これはいつでも購入、解約できるオープン型投信で運用対象によって日本以上にいろんなタイプの商品が用意されていますが、主に株式を中心に運用する点が特徴で、日本との大きな違いです。ミューチャルファンド残高の71.2%が株式によって運用されています。
それを支えるのが人口の3分の1、戦後の団塊の世代です。ある調査では、このミューチャルファンドの保有世帯は全体の44%に達しており、ミューチャルファンド残高の約半数近くを団塊の世代が支えています。
投資目的は、約80%が退職後に備えて、約20%が子どもの大学進学資金を貯めるため、だそうです。団塊の世代が、資産形成の時期に入ったと言えます。
ミューチャルファンドは、確定拠出型年金401Kでも選ばれることの多いポピュラーな投信商品でもあります。一般的な401Kプランは積立金のうち30%をMMFと株式投信へ、20%を自社株購入と預貯金というものですが、資産残高の約42%をミューチャルファンドで運用しています。
数字でみると、アメリカの退職年金市場の資産残高は11兆ドルで、このうちミューチャルファンドで1兆9000億ドルが運用されています。
オープンエンド型投信のミューチャルファンドは、資金計画に沿っていつでも換金でき、物価上昇により実質的に元本の減る預金や公社債に比べ、株式運用の比率が高いために長期運用にも適していると言えます。