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終身保険と投信


金融商品としての目的の違い


 終身保険と投資信託は、どちらも多くの顧客から資金を集め、国内外の株式・公社債や金融派生商品などで長期的な資産運用を行い、利益を分配する点ではそれほど変わりはありません。

 ですが資産の運用スタイルは似ていても、金融商品としての目的が違います。生保の商品は万一の時に備えるもので、一定の保険料を長期間払い続けることが必要となります。

これに対して投信は、金額の大小を問わずにいつでも購入、解約ができる手軽な資産運用が目的です。

 そのため保険商品は割引金融債と同じく、事前に決められた確定利回り(予定利率)が満期まで続くことを前提として設計されています。

バブル時代には利回りが6%以上に高騰した商品もありましたが、崩壊後は一転して運用難に陥り、巨額の逆ざやを抱えました。そこで新規契約では予定利率を5回も引き下げ、現在では2%台まで下がってきています。

この逆ざやに耐えられず倒産した会社もありました。生保では銀行より先にペイオフが始まっているのです。

生保は不利


 生保の商品と投信のパフォーマンスを比較するのは困難ですが、高い利率で契約した保険商品、特に終身保険は現在の公社債投信よりも圧倒的に有利といえます。

 ですが株式投信では近頃、日本株を100%組み入れたオープン型で、元本が2倍以上になったファンドもあり、このパフォーマンスには生保では勝負にはなりません。安定性と収益性のどちらを取るか、目的と人生設計によって選択するのが無難と思われます。

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