短期公社債投信
換金は原則として決算日ごと
MMFと短期公社債投信は、決算期間の短い公社債投信です。銀行預金に例えると、前者が普通預金型、後者が定期預金型と言えます。MMFは購入後1ヶ月たてば自由に解約することができます。
ですが、短期公社債投信は定期預金と同じく3ヶ月、6ヶ月、1年の満期があり、換金は原則として決算日ごとになります。申し込みは1万円以上1円単位で、数百万円以上の大口投資家向けの種類もあります。
例えば、大和投信信託のユニット型短期公社債投信は、1万円単位の申し込みで、購入や換金は満期の6ヶ月に一度と限られています。利回りは普通預金型のMMFより高く、通常2倍以上の差があります。
銀行預金の金利低下で、MMFや短期公社債投信に人気が集まり、投信信託の中ではMMFについで2番目に大きい残高となっています。
債券価格の下落で償還するところも
バブル期には、元本保証でノーリスクの預貯金の金利が高く、公社債投信はそれほど魅力ある金融商品ではありませんでした。当時は株式投信で、その資産残高は公社債投信の4倍近くもありました。
しかし株価の暴落で、92年から株式投信の残高が激減し、公社債投信に逆転され、一時は株式投信の3倍近い残高になりました。株式相場の好転によって、少しずつ株式投信も見直されていますが、それでも残高ベースでは短期公社債投信の人気は高いようです。
ですが、99年初めの債券市場の利回りが急上昇したことなどで、債券価格が下落しました。このため一部の短期公社債投信は、基準価格が元本を下回る状態になり、投信委託会社の中には額面で償還する動きも出ました。