ボトムアップアプローチ・トップダウンアプローチ
2方式の特徴
投信で運用するいかなる資金も、より安全で確かで、より大きなリターンを求めていることに違いありません。購入者にとっては資金の性格により、その程度の差が様々であるということです。
投信のパンフレットなどには、「ボトムアップアプローチ」「トップダウンアプローチ」という文字を見かけますが、これは投信会社がどのように運用するかを決めるときの方法のことを指します。
トップダウン方式は、社長や投信会社の責任者が何に運用するかを決めていると勘違いしている人もいますが、そうではありません。マクロ経済から運用する有価証券を決めるのがトップダウン運用であり、ミクロ経済から決定するのがボトムアップ運用です。
例えば株式投信で、全体の経済の流れから運用の大枠であるポートフォリオを決め、銘柄を選定していくのがトップダウン運用です。一方、最初から個別の企業の業績データから分析を始め、個別銘柄を選定したうえでポートフォリオを組んでいくのがボトムアップ運用です。
例えば株式市場は低迷していても、バブル崩壊後にも個別には値上がりを続けていた企業もありますから、そういう銘柄をよく吟味して選ぶのは、ファンドマネージャーの実力次第です。
トップダウンとボトムアップのどちらが優れているとは、一概には言えません。それらはやはり購入者の目的、資金の性格によって使い分けることが大切です。