預貯金・生保と投資信託
イギリスのことわざ
イギリスには「卵はひとつのカゴに盛るな」といったことわざがあります。ひとつのカゴに卵を入れておくと、わずかな衝撃でも卵が全部割れてしまいます。この危険を避けるために、別々のカゴに卵を入れて安全に守ろうということです。
日本人の個人資産は大半が預貯金で、保険、年金を加えると約90%にもなります。株式はもとより、投資信託という言葉にすら拒否反応を示す人は少なからずいると思います。
ですが金融ビッグバン、ペイオフの解禁、日本版401Kの導入もあり、従来の預貯金、保険、年金が絶対に安全な金融商品でないことも分かってきました。日本を代表する都市銀行、生命保険会社、証券会社の破綻、倒産、業務停止命令が相次げば、そういう不安は強くなってしまうのではないでしょうか。
安全で確実なリターンを追及
もちろん預貯金や全部の保険が危険というのではありません。それぞれの金融商品には、メリットとデメリットがあり、その特性を理解したうえで、自分の大切な資金とライフスタイルにあった賢い運用が求められます。
そもそも投資信託とは、イギリスの「卵はひとつのカゴに盛るな」という考え方から生まれた金融商品ですから、まずはこれを前提として覚えておきましょう。もちろん、他の金融商品と同様に投資信託にもリスクがあり、自己責任が必要になります。
投信は、集められた基金をプロであるファンドマネージャーが、株や債券や金融派生商品などに分散投資するものです。そのためリスクをできる限り避け、より安全で確実なリターンを追及する金融商品だということができます。